ワールドシフトでは
大々的に掲げていないものの、
ある詩に基づいた社是を
経営方針に取り入れています。


その詩と言うのが、
皆さんご存じかと思いますが、
平家物語の【祇園精舎】です。



祇園精舎(ぎおんしょうじゃ)の鐘の声、
諸行無常の響きあり
沙羅双樹(さらそうじゅ)の花の色、
盛者必衰(じょうしゃひっすい)の
理(ことわり)をあらはす
おごれる人も久しからず、
ただ春の夜の夢のごとし
猛(たけき)者も遂にはほろびぬ、
ひとへに風の前の塵におなじ



とてもテンポが良くリズム感があり、 
心地のよい詩ですよね。


これを現代語に訳すと、
全ての現象は刻々に変化して同じ状態ではなく、
沙羅双樹の花の色の様に、
盛んな者も必ず衰えてしまう。
権勢を誇っている人も長くは続かず、
まるで春の夜のゆめのように
はかないものである。
勇ましく猛々しい者も結局は滅んでしまう、
それは、風の前の塵と同じようだ。


こんな意味になります。


  


この詩は平家の栄枯盛衰を詠ったものです。 

当社が、
この詩の中で最も重きを置いているのが

【諸行無常】の部分です。 

読んで字の如く、
諸々の行いは常ではないという意味で、 
会社経営にも同じことが言えます。    どんなに素晴らしいことをしていても、
世の中は常に変化していく。 

目まぐるしく変化する世の中に、
柔軟に対応していくことが重要であり、 
逆にそれができなければ
衰退の一途をたどることになります。 


しっかりとした基盤を築き上げていたとしても、
変化についていけなければ、
塵のように風が吹けば
簡単に吹き飛ばされてしまいます。


歴史から失敗を学び、
同じ過ちを繰り返さない為に、 社是にこの詩を取り入れ、 
日々、様変わりするする世の中に
柔軟に対応するべく組織を発展させて行きます。