ババ抜きというトランプゲームがある。
数人でカードを配って、隣の人のカードを順番に引いていく。
自分の持っているカードと数字が合えば、手札から捨てることが出来る。
ただ1枚だけ絶対に手札と合わないカードがある。
それがババ(ジョーカー)。
最後までババを持っている人が「負け」というゲーム。
話は変わって最近流行ったマスク販売。
急激な需要があり平常時の数十倍の価格で販売されていた。
3月には、マスク1枚で100円を超すなんてことも起こっていた。
そのマスク。
徐々に値を下げていき、今や1枚30円を切りそう。
徐々にとは言ったが、最近急激に値段が下がってきている。
時流に乗っただけの商品というのは、栄枯盛衰が激しい。
「まだいける」
と、在庫を抱えたが最後。
すでにババ抜きの様相を呈してきた。
緊急事態宣言が別のところで起こりそうだ。
今も昔も、こういう物販(転売)に踊らされ、最終的に損をする人が本当に多い。
「時流に乗る!」
とは良く言ったもの。
言葉を都合よく着飾ったところで、
短期的な投機(投資ではない)であることは明白。
ビジネスというのは、「時流に乗る」ことは当然重要ではあるが、
イメージ的には、「時代の波に乗る」ではなく、「時代の風に乗る」が正しい。
風に乗ることで軌道に乗せるのであって、
大きな荒波を乗りこなすことは、誰でも出来ることではないし、運の要素が強くなる。
今、どんなビジネスに風が吹いているのか?
それを見極めるコツはある。
①そのビジネスは5年先も同じように続いているか。
そして、以下も重要だ。
②自社のコア事業のリソースを活かすことが出来るか。
(もしくはスクールやコンサル、フランチャイズなどで確立されたものか)
隣の芝生は青い。
新規ビジネスを選ぶ際、大量の在庫を抱える際、
常に明確な基準と照らし合わせよう!